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ゲームは体に悪いですか?

ゲームはワインのようなものです。 飲むのが適量なら、良い影響を与えてくれます。 しかし、飲み過ぎると体に悪影響があります。 ゲームも同じで、適度にするならば「脳に良い影響」を与えます。 ただし、やり過ぎないでください。 (近年の研究では、適量のアルコールでも体に悪いという知見が増えていますが、2017年6月の研究によると、少量のアルコールが認知機能を改善するとも報告されています) 実はアメリカでもゲームによる悪い影響として、中毒以外はそれほど懸念されていません。 肥満は重大な病気のリスクですが、最近は体を動かすゲーム [※] が多いのもあって、一概には言えないからです。 しかしマスメディアになると、暴力的、脳を破壊するといった感情的な批判が目立ちます。

ゲームで夢中になるのはなぜですか?

ゲームで夢中になる人は、依存しやすいと思われるかもしれません。 しかし、実際は逆です。 外向的な人の方が、お酒などの強い刺激を求めるので、依存しやすくなります。 ゲームをする動機について、心理学の研究報告があります。 [※] この報告によると、人がゲームをする 3つの動機 が見つかりました。 ゲームを進めて、「 新しいビジュアルや、ストーリーを見たい 」というのは、映画を見たり、小説を読む動機と似ています。 「 誰かとゲームで協力したい 」というのは、オンラインで他人との関わりを望んでいます。 「 実生活から逃げたい 」というのは、ゲームの世界に没頭することで、普段の生活を忘れたいという動機です。 人は、時間を忘れるほど、夢中になることがあります。 心理学では、 フロー体験 と言います。

ゲームは時間の無駄ですか?

ゲームが時間の無駄かを議論するには、他の「有意義なことに費やす時間」と、比べる必要があります。 ゲームの代わりにテレビを見れば、もっと時間を無駄にするかもしれません。 テレビで認知能力を向上させることはできません。 しかし今日起こった 嫌なことを忘れる ために、バラエティー番組を見て笑うのも必要でしょう。 ランチタイムのコミュニケーションのために、ドラマを見るのも時間の無駄ではありません。 ゲームでも嫌なことを忘れることができます。 ただし嫌なことを忘れるのなら、いずれの場合も睡眠前にしてください。 寝るとその日の嫌な記憶が、脳に定着してしまいます。 近年、世界的な eSports の盛り上がりもあって、ゲームが与える脳への影響が注目されています。

ゲームって効果あるの?

ゲームのジャンルによって、確認できた効果が異なる そうです(PR TIMES| 【Game Wellness Project】ゲームプレイ時における脳活性状態とパフォーマンスの検証 )。 ひとくちに「ゲーム」と言っても、その内容はさまざまです。 じっくりテキストを読んで想像を膨らませたり、多数のデータを同時に参照しつつ作戦を練ったり、突然現れた障害物に素早く対応したり。 ゲームの内容によって、必要とされる能力も変わります。 つまり、 鍛えられる能力も変わる と考えられるでしょう。 ゲームは脳を刺激し、ポジティブな効果を与えてくれることもあるとわかりましたね。 実際、老人ホームやデイケアセンターには、ゲーム機を設置しているところもあるようです。 しかし、もちろんデメリットもあります。

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